2021年2月17日
どうもメックサンダーです。
サイズが小さくて、ズームインすると見た目が粗くなってしまうデジタル画像ってありますよね。
そんな画像を、AI(人工知能)による補正処理で、綺麗なまま拡大できるkakudaiACというツールがあります。
JPG形式とPNG形式の画像を拡大することができます。
もちろん写真には効果テキメンだと思うのですが、それをイラスト画像に使ったらどうなるのか?
やってみました。
kakudaiACでイラスト画像を拡大してみた
写実的なイラストの場合
まず、用意した画像はこちらです。
とてもがんばって写実的に描いたイラストですが、そのわりに画像サイズは540×800ピクセル、容量358KB(JPG形式)と、比較的小さなサイズです。
ズームインすると、
こんな感じです。
なので、実は、完成した後、「もっと大きなサイズにしておけば…」という後悔も少しあり、この画像を綺麗に拡大してみたいというのが、この記事を書いたきっかけでもあります。
早速、kakudaiACにアクセスして、この画像をアップロード。
簡単に拡大することができました。
(追記)スマホで利用した際、ブラウザの種類によっては画像が不明な形式で出力され、表示できないケースを確認しました。→違う種類のブラウザを使うと成功しました。
拡大後がこちら。
画像サイズは1080×1600ピクセル、容量1.24MB(JPG形式)になりました。
(2倍に拡大しましたが、16倍までできるそうです。なお、PNG形式で出来上がるので、比較のためJPG形式に変換してあります。)
パッと見、違いがぜんぜん分からないですが…。
でも部分的に拡大すると。
これが…。
↓
こう。
かなり鮮明になっています!
もうひとつ。これが…。
↓
こう。
ズームインしてみるとよく分かりますね。
でも…。
↓
少しぼんやりめに描いていた指の部分が、ほんの少しですが違和感のある感じになりました。
しかし、総合的に見るとほとんど気になりません。
写実的なイラストならほぼ問題なく使えそうです!
漫画的なイラストの場合
次はこの画像で試してみました。
先ほどのイラストより「漫画的」です。(ジョジョ…?)
画像サイズは540×920ピクセル、容量372KB(JPG形式)です。
このイラストも、比較的サイズが小さめ。
そしてこれを同じように拡大すると、こうなりました。
画像サイズは1080×1840ピクセル、容量1.41MB(JPG形式)に。
イケた…?
部分的に拡大してみます。
これが。
↓
こう。
おお!くっきり!!かっこよくなった!?
しかし…。
↓
ん?お目めが!?
それによく見ると手と耳が繋がっています。
やはりちょっと違う感じになってしまうことがあるようです。
まとめと感想
たとえイラストでも、くっきり、はっきりと描いている部分には存分に効果を発揮してくれます。
その反面、ぼんやりとぼかしたり、はっきりしていない部分には弱いようです。
これは推測ですが、kakudaiACに蓄積された画像データの多くは写真のもので、画像を拡大処理する際にはそれらを参考にするため、イラストも写真に近づく形で変換されるのではないでしょうか。
そういう意味で、拡大された後のイラストが果たして自分の描いたものと言えるのか?という新たな疑問は生まれました。
でも今は、綺麗に拡大された画像を見ることができて嬉しいという気持ちが勝っています。
利用してみて、意外な結果もあってとても面白かったですし、AIを用いた技術ということなので、今後ますます精度が上がっていくかもしれません。
読んでいただき、ありがとうございました!