どうもメックサンダーです。
今日は、メディバンペイントで「にじみ」を表現できるか、やってみたことについて書きます。
手描きのイラストに現れる、色の「にじみ」。
それをデジタルイラストで表現してみたい！という内容です。
ああ、にじみ。
デジタルにはデジタルの、手描きには手描きの良いところがあると思うのですが…。
それにしたって、手描きの絵に現れる「にじみ」。
いいですよねぇ……。（ﾎｩ…）
ただ、デジタルイラストにも関わらず「にじみ」が表現されている作品を見かけることも多く、「どうやってやるのかなぁ？」と前々から思っておりました。
メディバンで「にじみ」。できる？
自分が使っているメディバンペイントで「にじみ」の表現はできるのか？
答え…
できる！（と思う。）
そのポイントはどうやら２つ。
「テクスチャ専用レイヤーを作ること」と「水彩境界機能を使うこと」でした。
テクスチャ専用レイヤーを作る
「テクスチャ」ってなんやねん…？
「表面の質感」くらいの意味かと思いますが、たぶんあってます。
そして、やることはまさにその意味のとおり。
「にじみ」の持つあのボンヤ～っとしたような、ザラ～っとしたような「質感」を、絵の「表面」に張り付けてしまうのです！
やり方。
まず、その張り付ける「テクスチャ」を用意します。
自分で作ってもいいですが、私はこちらのページで配布されているテクスチャ素材をダウンロードさせてもらいました。（ありがとうございます！）
ダウンロードしたテクスチャは、ザラザラした灰色の砂みたいな画像です。
そのテクスチャをレイヤーにして、一番上の階層に置きます。
（レイヤーとは？という方は→コチラ）
ブレンドの種類は「オーバーレイ」に設定します。
実は、ほぼこれだけで、目的を達成したような気分になれます（？）
上 テクスチャなし、下 テクスチャあり
…にじんでる！！
にじんでるよ、母さん！！（？？？）
あとは、テクスチャの種類や不透明度を変えたり、拡大縮小などを駆使すれば、お好みの雰囲気に…。
水彩境界機能を使う
さらに「水彩境界機能」を使うことで、より本物っぽい表現にすることができます。
水彩境界機能とは、水彩の絵の具を使った時のように、色を塗ったフチの部分を濃くしてくれる機能です。
先ほどのテクスチャが、レイヤーを使ったイラスト全体への「にじみ」の処理であるのに対し、こちらはペン（ブラシ）を使った部分的な「にじみ」の処理ということになります。
当初、私はこの機能を全くうまく扱えませんでしたが（！？）メディバン公式発信のこちらのツイートのとおり設定したところ、無事に再現することができました。
こんばんは〜中の人４号です(^○^)
— メディバンペイント (@MediBangPaint) 2016年6月16日
せっかく水彩境界機能もついたことだしという事でいろいろ挑戦してみましたよ〜！https://t.co/ahHuB8FU92#メディバン使い方 #メディバンメイキング pic.twitter.com/6FzLr2ruVS
【要点】
薄い色のレイヤー（ブレンド「通常」。水彩境界効果５０程度）の上に、濃い色のレイヤー（ブレンド「焼き込み」。水彩境界効果１００）を重ねる。
また、使われている「もこもこ水彩」ブラシは、メディバンにユーザー登録してログインすることでダウンロードできるようになります。
これらの設定をベースにすれば、水彩境界機能もどんどん活用できます。
おわりに
とても素敵な手描きのイラストを描く方がいらっしゃって、めちゃくちゃファンになりました。
まず構図や題材に惹きつけられたんですけど、よくよく見ていくうちに、「にじみがスゲ～！」と気づきました。
それをちょっとでも真似したくなり、今このような状況になっております。
色々試してみたいですが、しばらくは「にじみ」にハマりそうです(*´ω｀*)
見に来ていただき、ありがとうございました！
