どうも、メックサンダーです。
突拍子もないタイトルですが、やってきたことの経験談、メモです。
どういうことかは、追い追い…ネッ!(*´Д`*)
ブロックを積んでお城を作りたい
いつからか、私の中に漠然とした願望があって、それは、
「ブロックを積んでお城を作りたい」
というものです。
でも、お城と言っても、日本のお城じゃなくて海外のお城。超ざっくり。
しかも、壊れてて、ちょっと廃墟みたいなのがいい。
例えば、
こういうお城というか、遺跡というか…
めっちゃワクワクしませんか?自分だけ?
つまり、こういうのを、一個一個、レンガみたいなブロックを積んで、壁を作って、アーチを作って、階段を作って…作りたい。
いやいや。
作れるわけないでしょッ!!( ゚д゚;)
どんなにサイズや規模を抑えたって、まず場所が要りますし、それに莫大なお金と時間と労力と…。
あときっと法律も関わってくるし(知らんけど)。
はい、ムリムリの無理!(ヾノ・∀・`)
レゴでやれ!
レゴ?
そう、やりたいことはつまり、レゴなんです。
小さくてもいい、ブロックが積めれば…。
でも、レゴみたいにカチッと、ツルっとした感じとは、ちょっと違うんだよな~。
う~ん…。
というわけで、自分で作ってみることにしました。ミニチュアもどき。
メックサンダー、たまにこんなのを作ることで、自分の欲求のガス抜きをしていました。
これくらいでいいんです。
ずいぶん満足します。
材料は「古紙」と少しの糊です。
ブロックをラクに作る
ここからは工作の話です。
自分がやってきたことのメモなので、ちょっと細かい話になります(*´Д`*)
さて、まず最初は、自分的に大切なポイントの確認です。
この工作を通して自分が満たしたい欲求は、「ブロックを積むこと」なので、「ブロックを作ること」にはあまり手間をかけたくありません。それはなるべく省きたいのです。
どうやったら小さなブロックがラクに作れるかなあ~と考え、今まで、「発泡スチロール」「100均の石粉粘土」「古紙」を使ってブロックを作ってきました。
結果、最後にたどり着いた「古紙」が一番楽チンでした。
どの材料も手に入りやすいものですが、それぞれ良いところ、悪いところがあります。
発泡スチロール
発泡スチロールは軽く、固形なのに柔らかく、しなやかさも持っていて、ある程度曲げたりもできます。
それは良いのですが、カッターなどで切り出すときの静電気がとても厄介で、あっちこっちにくっつきます。
ですので、個人のレベルで均一なブロックをたくさん作るのはなかなか難しいと思います。
ブロックを積むとき、ブロック同士の接着にも専用の接着剤が必要なため、そこにコストがかかります。
耐水性があることはメリットとも言えますが、水性の塗料が使いづらいので、塗装する場合にはデメリットにもなります。
100均の石粉粘土
まず注意ですが「紙粘土」や「油粘土」ではありません。
「石粉(せきふん)粘土」です。
石粉粘土は乾燥した時の質感が素晴らしく、これでブロックを積むと一番「お城」っぽくなります。
粘土ですから、水を含ませて捏ねると柔らかくなり、自由に形が作れます。
乾燥した後も、一部を削ったり、穴を埋めたり、やりたい放題です。
接着は水でOK、水を含ませた筆でスイスイ接着できます。
塗装もしやすく、作品の完成度と自由度、ブロックを積んでいく楽しさで言うなら文句なしで一番です。
ただし!
均一なブロックを作るのが少し大変です。
「ブロックを作ること」に手間がかかるのはいただけません。
ブロックを作るには、粘土が柔らかいうちに「① 切り出す」か、「② 型にハメ込む」か、なのですが…。
①の場合、粘土に定規などでガイドラインを引いて切り出します。
手軽な方法ですが、柔らかいものを綺麗に切るというのはとても難しいです。歪んだり、くっついたり…。
ということで、現実的な方法は②になります。
②の場合は、いいあんばいの「型」を用意する所からがスタートです。すでにちょっとめんどくさい…。
しかし、これはもう工夫次第で、ゴムだったり、シリコンだったり、木だったり、いろいろ型に適した素材があります。
ただ、その型ができても、そこに粘土をハメ込んでいく作業がけっこうしんどいという!(;´Д`)ガーン
やってやれないことはないですが、たくさんブロックを作る作業、やはり個人レベルではなかなか厳しいです。
さらに粘土なので、渇く時、わずかに縮みます。
粘土に含まれる水分の量によって縮む度合いが変わってくるので、そのことも均一なブロックを作ることを難しくしてくれます。
乾燥してから切ろうとしても、ちょっと硬いし~、割れちゃったりもするので~。
なお、発泡スチロールや古紙と比べるとかなり重いのも特徴です。
古紙
私の本命、「古紙」です。
ブロックの作りやすさが一番です。
でも、古紙でブロックを作るにはミキサー!
ミキサーが必要です!
ハリケーン・ミキサー!!
お家に眠っているミキサーはありませんか?
使っていないミキサーがあれば勝ちです。
圧倒的なラクさを、君に!
やり方
① 古紙(チラシ、新聞紙など)を細かくハサミで切る(シュレッダーがあれば便利)。
② 水にヒタヒタに浸し、糊(でんぷんのり)をほんの少し加える。
③ ドロドロになるまでミキサーにかける。
④ 底が平らで、深さのある容器に移す。
⑤ 表面をならして、完全に乾くまで放置する(目安、3日以上)。
⑥ 乾いたらガイドラインを引いてハサミで切る。
これでイイ感じのブロックができちゃいます…!
水の分量ですが、大まかでいいです。
どうせ乾かして全て水気をとばすので、ミキサーがスムーズに回れば問題無いのです。
目安を言うなら、細かく切った古紙が水に浸るくらいがいいでしょうか。
糊の量はほんの少しでOKです。
例えば、水に浸った古紙がマグカップ1杯分くらいなら、糊はティースプーンすり切り1杯くらいでしょうか。
そしてミキサーをかけて、古紙をドロドロにしますが、シャバシャバすぎず、かき混ぜたヨーグルトくらいの柔らかさになっていれば上出来です。
容器にドロドロを注ぐ時ですが、乾いて水気が飛んだ後も、ブロックっぽい厚みを出すために、思っているよりも多い目に(厚めに)注いだほうがいいと思います。
容器に移されたドロドロは、少しずつ乾いていき、最終的に一枚の超厚い厚紙になります。
それをハサミでカットして、ブロックにする、というイメージです。
なにが良いって、乾いてからハサミで切れるところです。紙ですから。
分厚いけど、たぶん一度ドロドロになって繊維どうしの絡まりが弱くなってるから?ハサミも通りやすいんだと思います。
切る時に多少ひび割れたりしますが、それが石壁のような風合いに見えなくもないです。
そして、粘土の時にプチ苦しめられた「乾いたら縮む」からも解放されます。
縮んだ後なんだから、もうサイズは変わらない!
特別な型が必要ないのも良いところです。
底が平らな容器なら何でもOKで、私はスーパーのお豆腐の容器を使っています。
失敗しても、また水に溶かせばやり直せますが、乾くまでにはそこそこの時間がかかるので(夏場でお日様に当てても3日くらい)、失敗に備えて、たくさんドロドロを作って、何パターンか厚さを変えたものを置いておくのがいいかもしれません。
なお、乾く時に少し反り返りますが、カットしたら気になりません。
紙ですので、多少の柔軟性もあります。
ブロックを積むときの接着には、木工用ボンドがいいと思います。
一方、良くないと思うのは保存に関する点です。
まず耐水性。
水にはとても弱いと思われます。
濡れた手で触らないように!
湿気にも弱そう。
また、ツナギの意味ででんぷんのりを混ぜましたが、紙とでんぷんのりなんて、虫さん(紙魚)が好きそうなので、もし残しておくなら保管場所に気をつかいたいところです。
まあ、でんぷんのり、これはものすごく少なくても影響ない感じだったので、もしかしたら入れなくてもいいかも…?(未実施)
液体のりではどうかな?(未実施)
などなど、色々テストする余地もあります。
あと、ミキサーには、古紙に印刷されているインクが付きます。
もし現役の、普段調理などに使われているミキサーをこんなこと("°Д°")!?に使うなら、使用後は必ず綺麗に洗ってくださいね。あとミキサーの刃とかで怪我しないように。お願いしますね🥺
おわりに
もしかしてだけど~、
(もしかしてだけど~)、
もしかしてだけど~、
(もしかしてだけど~)、
古紙(ブロック)ってお子様の工作に向いてるんじゃないの~!?
ということで、やってみてもらったり、何か気づいたことを教えてもらえたりしたら嬉しいです。
あのね、
でもね、
完璧に均一サイズで、
デザインもものすごく色々あって、
くっつけるのに接着剤もいらなくて、
しかも何度でも使える丈夫なブロックがあることを思い出したんです。
LEGOっていうんですけどね…。
結論:ブロックを作って分かった。レゴは本当にすごい。
お読みいただき、ありがとうございました!!