この旅では、珍しいマップチップばかりではなく、身近なマップチップにも触れていきたい。
普段よく見かけるマップチップにも、意外なほど語りたい要素はあるものだ。
そして、単純にデザインだけを見るのでなく、いろいろな角度から見ていきたい。
そんな今回のマップチップは…こちら!
\オヤマー!/
フィールドマップの「山」!
「山」
いつもそこにいてくれる、山。
いやしかし、これはもう、はっきり言って…カワイイ。
\オヤマァ…/
丸みがあって、ほんわかあったかい色。
ついつい登ってみたくなる、親近感のあるデザイン。
好き。
しかし、ご注意。
この山の上はモンスターとの遭遇率が高いらしい。
それを知った少年の頃の私は、パーティーのレベル上げをする時に、さんざんこの山の上をウロついたもの。
その節は、お世話になりました、山さん…!
「時間の経過」を表す「色の変化」
さて、そうやってフィールドをウロウロしていると、だんだんマップチップの色が変化してくる。
それはドラクエ3から始まった「時間の経過」というシステムであり、マップチップを使った素晴らしい表現でもある。
その色の変化にどのくらいのパターンがあるのか、山のマップチップを観察してみた。
①早朝
②朝
③昼
④夕方
⑤夜
⑥深夜
⑦明け方
勝手に「早朝」とか名前をつけたけど…7パターン!
(⑤と⑦は同じに見えるけど、⑤の緑色の方が少し暗いようだ。)
これは思っていたよりパターンが多かった!
歩数
細かい話になってくるが、せっかく調べたので書き留める。
宿屋に泊まるなどして時間経過がリセットされた時点の色が①で、フィールドをおよそ32歩移動するごとに①→②→③→④→⑤→⑥→⑦と色が変化していく。
⑦だけ少し間隔が短くて、およそ25歩で①に戻る。
それらの合計がおよそ220歩で、それで一回りである。
歩数を「およそ」としているのは、そこに多少のブレがあって、①~⑥の歩数が時々33歩だったり34歩だったりするし、⑦も26歩を確認している。
合計も、219歩や221歩の場合がある。
(乱数みたいなモノが関係してるのか?分からない、教えて詳しい人…!)
歩数は固定されているもの…と思っていたので意外だった。
変化の瞬間
さらに細かい話…。
色が変化する一瞬、プログラムで1色ずつしか色を変えることができないようで?(←推測)そのためなのか、「④夕方」から「⑤夜」に変化する時(=3色を変える必要がある時)、①~⑦とはまた違う色のパターンを見ることができる。
つまり、④→⑤に変化する時は、
山の濃い色の部分を変える
↓
山の薄い色の部分を変える
↓
バックの緑の部分を変える
という3段階の変化を経ることになるので、その途中で①~⑦とはまた違った色の組み合わせが表示されるということだ。
でもそれは一瞬のことだし、見せようと意図されたものではないと感じるので、これ以上は触れない。
でも、実は、ザザザーっと変化するその瞬間が、微妙にいい味出してると思ったりもする(☆∀☆)
24時間に置き換える
仮に、①~⑦一回りの220歩を、一日24時間に置き換えたとすると、①~⑥が変化する間隔は3時間30分くらい、⑦は3時間くらいと考えることができる。
そして、日の出の時間を6時として、各マップチップにその時間を割り当てると…
①早朝 6:00
②朝 9:30
③昼 13:00
④夕方 16:30
⑤夜 20:00
⑥深夜 23:30
⑦明け方 3:00
うーん…、かなりうまいことデキてる気がする!
…しかし、こうやって実際の時間と結びつけちゃうと急にリアリティが出てきて、勇者たちに夜明けまでフィールドを歩かせてレベル上げをしていたこと、今さらながらその行為に罪悪感を覚えたり(;´∀`)ゴメンネ…
それでは、また次回。
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