このところ「いざないの洞窟」ネタが続いている。
さすがに我がパーティーもこの洞窟を余裕で攻略できるレベルにはなっているが、そんな中でも、やはり語らずにはいられないマップチップがある。
それがこちら!
\ワーープ!!/
「旅の扉」!!
ご存じ、ドラクエワールドにおける、離れた場所と場所をつなぐワープポイントである。
「旅の扉」
旅の扉に足を踏み入れると、
プルルルルルル・・・
ポワワワワワワ・・・
という音とともに、画面がグンニャリと歪みながら消えていく演出が起こり、勇者は別の地点の「旅の扉」までワープする。
例えば、アリアハンの「いざないの洞窟」にある「旅の扉」と、ロマリアの南にある「旅の扉」はつながっていて、アリアハン大陸から世界へ旅立とうとする勇者は、まず、この「経路」のお世話になるのである。
初めてワープ演出を見たメック少年は衝撃を受けた!
同じワープの類でも、「ルーラ」や「キメラの翼」とはまた違う趣きの、とても凝った演出で、何か大いなるチカラが働いているような…そんな厳かな雰囲気がある。
ああ!ファンタジー!!
見た目は、泉が渦を巻いているような、美しい紋様のような。
外側に波しぶきの白、中心に向かい色が濃くなる青、そしてどこにつながっているのか…深淵を思わせる黒。
そんなこのマップチップのデザインだが、実は、初めて「旅の扉」が登場したドラクエ2のものと同じになっている(3には夜バージョンも登場)。
それだけ完成されたデザインということだと思うし、個人的にもこのデザインには親しみを感じる。
一方、ワープ時の演出については、ドラクエ2と3では全く異なっている。
ドラクエ2の場合、
ペルラポルラペロリポリロラ!!
というかなり早口(?)な音(呪文を使う時の音に似ている)とともに、画面が七色に点滅する。
ちょっとサイケデリック?
でも、そこにドラクエ2っぽさを強く感じるし、BGMやグラフィックだけじゃなくて「旅の扉」のような演出も、ドラクエ2やドラクエ3それぞれの作品の「っぽさ」をかもし出す要因になっているに違いない!
ドラクエ4にも「旅の扉」は登場するが、ゲームの進行上、2や3の時よりも利用する機会自体が減ったのか、ちょっと影が薄くなったような印象。
でも、デザインはかなり豪華になっている!
それがこちら!
\ズゴゴゴゴ!!/
なんと4パターンのマップチップによるアニメーション!
これは…完全に渦!
そして、ワープする時の演出は、ドラクエ3と同じグンニャリ系。
「渦を巻いている泉」というイメージはこれにて確立された感じ。
ファミコンのマップチップで表現された「旅の扉」はドラクエ4まで。
ドラクエ5以降は、スーパーファミコンやプレイステーションなどのゲーム機で作品が展開されていくのだ。
それでは、また次回。
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