どうも、メックサンダーです。
好きな 「マップチップ」を語るシリーズ、第2回です。
(おさらい)
「マップチップ」とは…?
テレビゲームなどの画面を表現する方法のひとつで、いわゆる「ドット絵」で描かれたタイルのようなパーツを組み合わせる手法のことです。また、そのパーツひとつひとつのことも指します。
今回、メックサンダーが語りたいマップチップは…
【壁(かべ)】!!
マップチップ【壁】
前回、ご紹介したマップチップは【建物の床】でした。
まあ~、【床】の次と言ったら【壁】ですね。
なんせ、壁がないと建物に見えませんからね…!
では、ご登場いただきましょう。
【壁(かべ)】さん!!!!
どうぞ!!!!
\ぬ~り~か~べ~/
(((
…これは妖怪ぬりかべではなく、ファミリーコンピュータの「ドラゴンクエスト(通称:ドラクエⅠ)」で使用された、【壁】を表すマップチップです。
この、ひび割れやゴツゴツとした質感が、かっこいいです…!
しかし、これ1つだとイマイチ【壁】という感じが伝わりにくいと思うので、たくさん並べてみます。
さらに、前回紹介したドラクエⅢの【床】と組み合わせちゃいます。
\ ババ~ン /
(あ~、なんか見たことある感じ~)
どうですか?
一気に”建物感”が出ましたよね?
これは、建物の見取り図(平面図)を、真上から(お空から)見ているようなイメージです。
ゲームでは、マップチップ1つ分サイズのキャラクターが、この画像の上を動きます。
赤い【床】の部分は歩けますが、灰色の【壁】の部分は歩けません。
(もしも、【壁】の部分まで歩けてしまったら、それは【壁】にめり込んでいるということに… 壁|Д`;)メリッ)
想像力で補う
この建物に屋根は描かれていません。
でも、想像の上では”屋根がある”ことになっています。そういう風に想像するのです。
驚くべきことに、人は少しゲームに慣れると、この平面の画像を見るだけで、自然とこれを立体として捉え、ここは建物の中だ!と思うことができるのです。
そして冒険の世界にのめり込んでいく…!
ちょっと、この想像力ってのが素晴らしいと思いませんか?
そういう、”想像力で補う”ということが、昔のテレビゲームでは多かった気がします。
そして、ゲーム側の画面の表現(グラフィック)と、ゲームをする側の想像力とのバランスが、きっと、ちょうど良かった。(リアルな表現で、美しい画面のゲームも素晴らしいですけどね!)
私は、それが昔のテレビゲームの魅力のひとつだったんだな、と最近になって気づきました。
いまだに多くの人がレトロなゲームに魅了されている要因も、そんなところにあるのかもしれません。
もちろん、単純な偶然ではなく、限られたギリギリの容量の中でも(ドラクエⅠはゲーム全体でたったの64キロバイトだったらしい)、素敵な画面作りを追求されたゲーム制作者様のお力あってのものです。
マップチップを用いた表現はその最たるものなんじゃないかなーと思うわけです。
う~ん…LOVE!!
ちなみに、同じゲーム画面を見ていても、人によって見えているものが違っていたりすることがありました。
「王様の体が顔に見える」とか、「竜の子どもがデカいリスに見える」とか(*´з`)
想像力の副産物。
次回もドラクエの【壁】のマップチップを語りたいです。
進化していく【壁】を紹介していきたい。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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