めっく庵 メックサンダーのブログ

イラスト、ゲーム、漫画、工作など、メックサンダーが好きなことを垂れ流すブログです。

美しきマップチップの世界2

 

どうも、メックサンダーです。

好きな 「マップチップ」を語るシリーズ、第2回です。

 

 

(おさらい)

「マップチップ」とは…?

テレビゲームなどの画面を表現する方法のひとつで、いわゆる「ドット絵」で描かれたタイルのようなパーツを組み合わせる手法のことです。また、そのパーツひとつひとつのことも指します。

 

 

 

今回、メックサンダーが語りたいマップチップは…

【壁(かべ)】!!

 

 

 

 

 

 

マップチップ【壁】

前回、ご紹介したマップチップは【建物の床】でした。

まあ~、【床】の次と言ったら【壁】ですね。

 

なんせ、壁がないと建物に見えませんからね…!

 

 

 

では、ご登場いただきましょう。

 

【壁(かべ)】さん!!!!

どうぞ!!!!

 

 

\ぬ~り~か~べ~/

((( f:id:mech_thunder:20210607233653j:plain

 

 

…これは妖怪ぬりかべではなく、ファミリーコンピュータの「ドラゴンクエスト(通称:ドラクエⅠ)」で使用された、【壁】を表すマップチップです。

この、ひび割れやゴツゴツとした質感が、かっこいいです…!

 

 

しかし、これ1つだとイマイチ【壁】という感じが伝わりにくいと思うので、たくさん並べてみます。

さらに、前回紹介したドラクエⅢの【床】と組み合わせちゃいます。

 

 

 

 

 \ ババ~ン /

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 (あ~、なんか見たことある感じ~)

 

 

どうですか?

一気に”建物感”が出ましたよね?

これは、建物の見取り図(平面図)を、真上から(お空から)見ているようなイメージです。

 

 

ゲームでは、マップチップ1つ分サイズのキャラクターが、この画像の上を動きます。

赤い【床】の部分は歩けますが、灰色の【壁】の部分は歩けません。

(もしも、【壁】の部分まで歩けてしまったら、それは【壁】にめり込んでいるということに… 壁|Д`;)メリッ)

 

 

 

 

 

想像力で補う

この建物に屋根は描かれていません。

でも、想像の上では”屋根がある”ことになっています。そういう風に想像するのです。

 

驚くべきことに、人は少しゲームに慣れると、この平面の画像を見るだけで、自然とこれを立体として捉え、ここは建物の中だ!と思うことができるのです。

そして冒険の世界にのめり込んでいく…!

 

 

ちょっと、この想像力ってのが素晴らしいと思いませんか?

 

そういう、”想像力で補う”ということが、昔のテレビゲームでは多かった気がします。 

そして、ゲーム側の画面の表現(グラフィック)と、ゲームをする側の想像力とのバランスが、きっと、ちょうど良かった。(リアルな表現で、美しい画面のゲームも素晴らしいですけどね!)

 

私は、それが昔のテレビゲームの魅力のひとつだったんだな、と最近になって気づきました。

いまだに多くの人がレトロなゲームに魅了されている要因も、そんなところにあるのかもしれません。

 

もちろん、単純な偶然ではなく、限られたギリギリの容量の中でもドラクエⅠはゲーム全体でたったの64キロバイトだったらしい)、素敵な画面作りを追求されたゲーム制作者様のお力あってのものです。

マップチップを用いた表現はその最たるものなんじゃないかなーと思うわけです。

う~ん…LOVE!!

 

 

 

 

ちなみに、同じゲーム画面を見ていても、人によって見えているものが違っていたりすることがありました。

「王様の体が顔に見える」とか、「竜の子どもがデカいリスに見える」とか(*´з`)

想像力の副産物。

 

 

 

次回もドラクエの【壁】のマップチップを語りたいです。

進化していく【壁】を紹介していきたい。

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!

 

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